8月も後半に入って、トランペットレッスンも3ヶ月の入門コース終了が近づいています。
音符も少しずつではありますがパッと見てどの音か分かるようになってきましたが、いかんせんそれがどの指使いになるのか即応するにはまだまだ…。教則本の前の方のページを見返しては、「これこれ!」と思い出したりして。
そんな中、買ったトランペットに付いていたマウスピースの他にも、レッスン中にいくつか違う品番、違うメーカーのモノを試しています。講師の先生から「それぞれ形や深さが違うので、音の好みや自分の唇の形に合ったモノを選んだ方がいいですよ。」と教えて頂き、「そういうものなんだ~」とこれまた新しい知識。
付属のマウスピースは YAMAHA 11B4。
(カップ容量B、リム内径16.46㎜、スロート径3.65㎜)
製品カタログによると「やや浅いカップと中庸のリムで耐久力に富み、吹奏楽に最適。輝かしい音色で、D、Eb管、ピッコロトランペットにも好適」とある。
「ふ~ん」
初心者にとっては、やや浅いとは、中庸とはどの程度なのかがさっぱり…?
レッスン中に試奏してみたものは
YAMAHA 14B4
(カップ容量B、リム内径16.85㎜、スロート径3.65㎜)
製品カタログによると「やや大きいリム径とやや浅いカップの組み合わせ。完成度が高く、トッププレイヤーの高度な要求に応える能力を持つ」
トッププレーヤーの高度な要求って、そんな初心者なのに…。
でも11B4に比べて音が出しやすいかな。
Vincent Bach 1C
(カップ容量Medium、リム内径17.00㎜)
「直径が大きく、中くらいのカップで、オールラウンドに使うことができる」
11B4に比べて内径が0.54㎜大きいせいか、音を出すのにちょっと苦労。
Vincent Bach 3C
(カップ容量Medium、リム内径16.30㎜)
「大きめのカップで、唇の厚い人向き。オールラウンドに使用できる」
おっ!なかなかいい感じ。唇のフィット感もまずまず。
Vincent Bach 5C
(カップ容量Medium、リム内径16.25㎜)
「唇が丈夫で、角張った輪郭を好まない人に向いている。生き生きした豊かな音が特徴」
何となく音が出にくい。
Vincent Bach 7c
(カップ容量Medium、リム内径16.20㎜)
「世界中で最もよく使用されているモデル。輝かしい音で、学生から音楽隊まで支持されている」
かなり苦労…。
細かい点はもちろん初心者の私には分かりませんが、比較してみるとそれぞれやっぱり何となく違うもの。
決め手を講師の先生に聞いたところ「最後は感覚。でも聞いていると3Cは深みのあるいい音出ていますよ」と言って頂けたので、これは自分の感覚(初心者の怖いもの知らず)と先生の耳を信じてVincent Bach 3Cに決定!
正直言って、ホントに紙一重の違いでした。
マウスピース一つでもこんなに世界は深かったんだ…。
で、購入はレッスン生の割引特典を利用して、YAMAHA銀座ショップへ。もちろん自分の楽器持参です。
先生から「製品によっては接合部にがたつきが出るかも知れないので、自分の楽器を持参してその場で合わせてみること」と教えて頂いたので、その通りに。
建築設計が生業なので建物自体は知っていても、中には初めて潜入。
管楽器のフロアは、それこそキラ星のごとくたくさんの楽器が展示されていて、見るだけでも目の保養。
「おおっ~、すごい!」
ショップの女性に趣旨を伝え、3Cを5本ぐらい出して頂き合わせてみました。
「う~ん、これが一番いいかな」と選んだら、女性から「じゃぁ、吹いてみてください」と…。
「えっ!唇の準備がまだ…」と思いはしたものの、選ぶってこういうことなんだと知らされて、では!
音が出ない…。
…
もう一度。
…
やっぱり音が出ない。
…
緊張しまくって
…
やっと出ました。
「はぁ、汗かいた」
それから自宅に持ち帰り、大特訓の毎日です。
「おおっ~、いい感じ」
posted by MASAHIRO KAMEI at 10:47|
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トランペット奮闘記
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