西武新宿線中井駅周辺を流れる妙正寺川に約200m「反物」を架ける川のギャラリー。
(以下は染の小道のパンフレットから抜粋です。)
『東京の染色産業の中心地だった落合・中井地域。川筋の染工場の職人たちが川のあちこちで染め物の水洗いをする風景は、一帯の風物詩でした。今なお活動を続ける若手染色職人と街の商店、住民が一体となり、染色が盛んだった昭和30年代頃の街の記憶を現代に引き継ぎます。』
中井駅すぐ南の寺斉橋から下流側風景はこんな感じです。


一方その上流側は

少し下流の大正橋から上流側を見ると、春間近の日差しに色とりどりの反物が栄えます。



自分は中学生まで早稲田に住んでいたので、神田川界隈は遊びの中心でした。
小学生低学年の頃でも、川の流れに反物を流して洗っている職人さん達の姿、今でも記憶に残っています。
高度経済成長に合わせて徐々に川が汚れて行くと同時に、染色産業も衰退してしまったのでしょうけれど、時代を超えてこうして街の記憶が引き継がれる、大切なことですね。
中井駅周辺もこの週末は大変な人出!いつもは静かなのになぁ…。
着物姿の方達も多く、人出に合わせて商店街も活気に溢れています。
目白大学を始め学生さん方もボランティアとしてイベントを盛り上げているとのこと、地域と人が密接な関係になれる、こんなイベントって素敵ですね。
そうそう、朝日新聞にも掲載されていました。
街の記憶に残る、そんな建築を目指したいものです。
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